世界中どこの街にもいますよね、ハト。
ハトが苦手なかたも結構いらっしゃるし、都会では害鳥扱いされたりもしてる。
でも、ハトさんは空気が読めるらしいのです。
おまけに、慶応大学名誉教授の渡辺茂教授は、ハトさんにモネやピカソをみせるそうです。
複雑な「概念」のようなものを調べるには、動物にその「概念」に共通するたくさんの刺激を使って訓練するのがいいんじゃないかと思って、ハトさんが物事をどう認識しているかを考える材料に、絵を見せてみることを思いついたそうです。
人間がモネとピカソの絵を見分けられたり、まだ見たことない彼らの絵がなんとなく、モネかな?ピカソかな?となんとなくわかるのは、モネとピカソの絵に対する、漠然としたイメージがあるからなんですって。
なんと、渡辺茂教授は、同じことがハトさんにできるか実験。
なんとハトさんはモネの絵とピカソの絵を見分けられたそう。
おまけに、1995年に、日本人として初めてイグノーベル賞を受賞したそうです。
おおおっ。イグノーベル賞っていうのがいいでしょ?
ハトさんはモネとピカソ、どっちが好きだったんろう。
ピカソのあの版画を見せたら「あっ、僕の自画像」ってハトさんがわかったらすごいよね。
西谷くんが生き物に惹きつけられて、生き物を描き続けているのは、もしかすると、こっそり生き物の方から西谷くんの人間力を実験されてるのかも。
興味があるかたは、先生の本もでてます。
『ハトがわかればヒトがみえる』(共立出版)
『ヒト型脳とハト型脳』(文藝春秋)、『鳥脳力』(化学同人)