に投稿

Lonely Donkey ロバに関する考察と、ラジオの日付変更線ジェットストリーム。ところで驢馬って書ける?

Lonely Donkey
Lonely Donkey

フランク・プゥルセル・グランド・オーケストラの『ミスター・ロンリー』がラジオから流れてくると、静かで自分だけの時間がやっと訪れたと思っていた。夜、寝ない子供だったせいか、これからが楽しい時間だとワクワクのきっかけをあたえてくれるジェットストリームだった。
ジェットストリームといっても三菱のボールペンの事じゃないよ。書き心地は好きだけど。
こっちです。最近ではラジオを聞く機会がないので、Wikipediaを見て驚いた。パーソナリティ・大沢たかおって書いてある!城達也じゃないのかっ。っていうか、今もやってたのか! 

小・中学生の頃、WEBが存在しなかった人たちの共感を願いながら、お話を進めていこう。
城達也のナレーションがいいんだよね。

遠い地平線が消えて 深々とした夜の闇に心を休める時 はるか雲海の上を音もなく流れ去る気流は 限りない宇宙の営みを告げています 満点の星を頂くはてしない光の海を 豊かに流れゆく風に心を開けば 煌めく星座の物語も聞こえてくる 夜のしじまのなんと饒舌なことでしょうか 光と影の境に消えていった遥かな地平線もまぶたに浮かんでまいります 日本航空があなたにお送りする音楽の定期便 ジェットストリーム 皆様の夜間飛行のお供をいたしますパイロットは、私、城達也です

私が気に入っていた部分は 夜のしじまのなんと饒舌なことでしょう というところ。
もう気分は遥かシベリア上空を飛んでる気分だった。わざわざ夜間飛行っていう言葉を入れるところもいい。サン=テグジュペリの世界もゲランのあの香りとともにシンクロする。そのせいか、北回りでヨーロッパに向かう時、氷めいた地平を上空の窓からのぞくと、いつも頭のなかに♫ Lonely, I’m Mr. Lonely ♫ って流れてくる。たとえそれがアリタリア航空でも。

シベリア上空
シベリア上空

ところでどうして、ドンキーはロンリーなんだろう。はっきりとは答えられないけど、ロバさんってそんな風に見えるよね。お馬さんほどハツラツとしていないし、背中に荷物を乗せてる絵が浮かんでくる。優しい様で意固地のようで、瞳も真っ黒でまつ毛がふさふさでいい感じにウルウルしてる。でも、ポニーとはちがうんだよね、雰囲気が。頭の大きさと体の大きさのバランスかなあ。いろんな事考えてそうなんだけど、教えてくれないっぽい。

ドンキーについて、こんなにいろいろ改めて考えられるのもこの作品のおかげだな。じゃないと日常生活で「ロバに対する考察」なんてしないもの。ってことはそだきよしは日常生活で「ロバに対する考察」をしているんだろうか。作家は作品のもとになるきっかけをどっから持ってくるんだろう。単純にBBCとかアニマルプラネットだけじゃないんだろうな。見るには見るけど、そっから一歩踏みこんであーでもないこーでもないするんだろうな。面白い人たち。

では、最後にLonely Donkeyさんと昭和生まれのおセンチさん達にこの曲を。
「ではまた明日、午前零時にお会いしましょう」

Lonely, I’m Mr. Lonely,
I have nobody for my own.
I’m so lonely, I’m Mr. Lonely,
wish I had someone to call on the phone.

I’m a soldier, a lonely soldier,
Away from home through no wish of my own.
That’s why I’m lonely, I’m Mr. Lonely,
I wish that I could go back home.

Letters, never a letter,
I get no letters in the mail.
I’ve been forgotten, yeah, forgotten,
Oh how I wonder how is it I failed.

I’m a soldier, a lonely soldier,
Away from home through no wish of my own.
That’s why I’m lonely, I’m Mr. Lonely,
I wish that I could go back home