どこから来てどこへ行くのだろう。誰が気づいて誰が見つけたんだろう。
かたちの不思議。
作品は大好きな人に見つけられて大好きな人のもとへ行きました。
「不安な夜」と懐かしい2008年の作品「私のことはほっといて下さい。」が旅立って行きました。
「不安な夜」は、小さい中にギュッと凝縮された力みなぎる作品です。暑さにも負けません。
「私のことはほっといて下さい。」懐かしい2008年の名品。もう10年もスネてたんですね。ついにほっとけなくなりました。
この作品は、大場正男氏の古希を記念した展覧会を企画・開催した際、過去の代表作の中から選出し制作していただいた限定記念作品です。
クラシックなフレームとマットのエッジに金刷りの和紙を貼りこむ面金加工で額装しました。面金は今ではプラスチックや木製のフィレを使うものが一般的ですが、版画など紙作品の場合には主張が強すぎてアンバランスになってしまいがちです。和紙の面金は繊細な作品の邪魔をせず、上品に引き立ててくれます。
2019年もよろしくお願いします!