どっちが、ニキ・ラウダで、どっちが、ジェームス・ハント?

マシンを使って早さを競うのは、F1だろうがジムカーナだろうが同じこと。飛行機が離陸する時のGに身を任せ、ひとときのアイルトン・セナを楽しむ。ジェットコースターのGではちょっとだめだ。あれは、レールの上限定の世界だから。

mutts about racing

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もうすぐ全米オープン。
今のテニス界のBIG4と言えば、ロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチ、アンディ・マレー。

そう、F1の世界にもかつてBIG4と呼ばれる最強のレーサー達がいた。
アラン・プロストネルソン・ピケナイジェル・マンセル、そして、アイルトン・セナ
このBIG4は「赤い皇帝」ミハエル・シューマッハが登場するまで続いた。
錦織圭よ、テニス界のミハエル・シューマッハになってくれ。

1980年代には日本でもF1ブームが巻き起こり、お決まりの(今でも使われている)あの曲が流れると、熱いアスファルトとタイヤの焦げた匂いがしてくるようだった。

しかーし、その前のレース界には、ニキ・ラウダというレーサーがいた。
アイルトン・セナは知っててもニキ・ラウダは知らないと言われたことがある。そのニキ・ラウダの永遠のライバルと呼ばれていたのが、ジェームス・ハント。

折しも2013年、RUSHという映画が公開され、二人の生き様が描かれている。ニキ・ラウダってかっこいいレーサーだなと思ってたから、映画をみて、1秒の人生に泣いた。男の友情に泣いた。ステアリングの重さに泣いた。もちろん映画だから、両極端な性格を強調されて描かれているが、2割引くらいに見たらそんな感じだったんだろうと思う。


ニキ・ラウダのかっこいいところは、早さはもちろんの事、メカにも精通しているというところ。
カヤバのステッカーをかっこいいと思い、車が好きだといってるのにタイヤすら替えれない人を、ケッと思っていた私には非常にそそるところなのだ。

ニキが初めてフェラーリマシンを見せられ感想を聞かれ「ひどいマシンだ」と言ったのは有名。
そして「フロントサスペンションを直して欲しい」と。クーしびれる。

もちろん天下のエンツォ・フェラーリは「てめー、直すのは直すが、1秒でも早く走れなければお前はクビだ!」と言ったというのも有名。

そして、もちろんニキは一秒以上早いタイムを叩き出したのも、これまた有名。
有言実行できる人って素敵☆

今の男のコ達は、車にも泥臭い友情にも関心が薄いというのは本当だろうか。
RUSHをみて、星飛雄馬をみて、ドラゴンボールをみて、熱い思いを感じてみるのはどうだろう。
最後にニキがハントの事を語った、しびれるセリフをもう一つ。

「サーキット上の彼を大いに尊敬していたよ。彼のホイールから2cmのところを運転することができた。彼は愚かな動きなどしなかった。彼は非常に信頼できるドライバーだった」

ちなみに蛇足だが、海外の映画が日本で公開されるとき邦題がつくけど、RUSHは「ラッシュ/プライドと友情」になっている。
日本の映画ファンにみてもらう努力は大変なんだろうけど、時々「それってー、余計、鑑賞しにくいですぅ」みたいなタイトルになってるときない?

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