ハリネズミタンポポ 初めて空を飛んだハリネズミタンポポはどこに行きたかったんだろう。

ハリネズミはタンポポになって空を飛んだ時、ちょっと怖かったりしたのかな。タンポポはハリネズミになって空を飛んだ時、飛距離が出るか心配したのかな。どっちにしても、そうしたかったんだからしょうがないか。ハリネズミタンポポはどんなお花を咲かせるんだろう。もしかして、花じゃないのかな。

ハリネズミタンポポ

ハリネズミタンポポ


この作品好き。色も絶妙だしバランスもいい。
おまけに、ハリネズミがタンポポなんて。いや、タンポポがハリネズミなんて。

ハリネズミはある程度どこにでも移動できるけど、空は飛べない。タンポポはお花の時はじっとしてるけど種になったら自由に飛べる。この子たちをくっつけるなんて、どうしてそんなことを思いつくのか不思議だ。

この間、空からみた地球の画像を見た。地球に国境はないなんて言ってるのを聞いてたけど、しっかりあった。光が多い部分とすくない部分がくっきりと隣り合わせになっていた。ちょっぴりショックだった。そのなんとも言えないラインの「こちら側」と「あちら側」で一体なにが起こっているんだろうと思うと悲しくなった。もちろん自分が勝手に「こちら側」にいる気がするから感じる傲慢な考え方だと思う。「こちら側」も「あちら側」も立ち位置によって変わってくるし、いつ、どうなるかわからないのに。
平和ボケなんだと思う。個人の範疇ではおたおたするけど、大きな視点で全体を見ることができない。

この絵を見ていて、そんなことを思った。
みんながハリネズミさんで、みんながタンポポさんだったらいいのにと。一緒ならできることがたくさんあるのに。

絵はいい。雑多な問題があるような無いようなうるさい世界を、いとも簡単にシャットダウンしてくれる。それは別に、そんなまどろっこしい世界から逃げているわけではなくて、またどうせそこに戻らなきゃいけない事がわかっているから、ちょっと充電したいだけ。コーヒーとチョコレートを食べたら、あと3時間は頑張れるっていう感じ。

harineぼけーっと作品を眺めてなんだかんだ考える事が出来るって、私はなんて幸せものだろうと、最近よく思う。
もし、私の周りに作品がなかったら、どんなにか退屈だろう。

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