タイトルを聞くだけで、頭のなかにフレーズが流れ出す曲ってあるよね。もちろん、ボレロもその中の一つ。フランスの作曲家モーリス・ラヴェルが1928年に作曲したバレエ音楽で、初演は1928年、パリのオペラ座。当初ラヴェルは自分が作ったこの曲をオーケストラが演奏するのを嫌がると思っていたらしい。
日本では結構知ってる人が多い方の音楽にはいるよね。「愛と哀しみのボレロ」とか映画が公開された時ちょっとしたブームになったもんね。あとはやっぱシルヴィ・ギエムが踊るモーリス・ベジャールの『ボレロ』も有名だよね。
しかし、バレエダンサーの体ったら綺麗だよね。一番綺麗だと思うのは、人間のからだってだいたいは左右対象に動かすことって難しいと思うんだけど、あの人たちは筋肉がしっかりしてるからか、左右に手を挙げただけでもまっすぐだし、こうなんていうか左右対象なきがする。あっ、前後も。言い方が難しいけど。
ナタリー・ポートマンのブラック・スワンを見た時は、げげっこわーっと思ったし、この間やってた映画「ボリショイ・バビロン」も芸術監督のセルゲイ・フィーリンが顔に硫酸を浴びせられた事件のお話で、綺麗で華々しい舞台からは想像できない、ドロドロがあるんだなあと。まあ、みんなそれぞれ必死なんだろうなとは思うけど、硫酸はだめだよね。勝負するならそこじゃないし。時々そういうニュースってあるよね、フィギュアスケートのひとが刺されたり、テニスプレーヤーが襲われたり、考え方が間違ってるんだろうね。自分より上のあいつがいなくなれば、私だって!と思うんだろうけど、そういう考え方がすでに負けてるって気がつかないんだろうか。いくら憧れたってその人にはなれないんだから、自分らしく努力すればいいのにね。身の程を知ることからしか、成長が始まらないのにね。
ということで、このくまさんも「ボレロ」が進むにつれて盛り上がっていくお猿さんたちと一緒に、きっと最後はステップを踏んでしまったことでしょう。作品を見ているうちに、頭の中で「ボレロ」のフレーズがぐるぐるしてきたでしょ?きっと明日のお散歩の時もぐるぐるするよ。
おまけ。ギターのリフかっこいいよね。「ボレロ」が終わったらコレでお猿さんと躍りまくろう!
そういえばGet It On や I Love to Boogieもバレエの映画「リトル・ダンサー」で使われてたよね、主演のビリーを演じたジェイミー・ベルも良かったし、成人した時のビリーを演じたアダム・クーパーの背中のかっこよさに感動したな。いい映画だよ。硫酸かけたりナイフで刺したりしなくても、頑張ればこうなれるよっていうお話。